［著者：清水泰行／光文社］
過剰な糖質摂取が高血糖を引き起こし、体内でのインスリン分泌作用に異常を引き起こす状況が、果たしてどれだけ人間の病の症状に影響を及ぼしているか？ 素人には結構難解な専門的な解説も多かったですが、掲載されていた研究結果の数々から信憑性が強く感じられる内容だと思いました。
自分が想像してたより、何倍も『糖質過剰症候群』がもたらす悪影響の多さを目の当たりにして非常に驚かされました。ただ、最後に著者が述べているように、極論にも偏っているようにも見えるだろうと自覚した上で、それでも糖質過剰摂取の問題と危険性には絶対の自信を持って語られています。
今の日本人の食生活は、体内で処理できる許容量を軽く超える程に糖質を摂取し過ぎている。体内で悪影響を及ぼして様々な症状を抱えてしまうと言う事は、医学的にも根拠強いものだと感じました。
