[著者:枡野俊明/主婦の友社]
「著者の他の書籍で聞いた事ある話だなあ」ってのが結構あったりで、その辺りから総集編っぽい内容だったような感じでした。
繰り返し伝えたいと言う事は、禅語を解説して意味を語る上で著者にとっては定番の話と言うか、たとえ「また同じ事か」と思われたとしても、それだけ大切な意味を持っているからこそ伝えたいものなのかな、と。
[著者:枡野俊明/主婦の友社]
「著者の他の書籍で聞いた事ある話だなあ」ってのが結構あったりで、その辺りから総集編っぽい内容だったような感じでした。
繰り返し伝えたいと言う事は、禅語を解説して意味を語る上で著者にとっては定番の話と言うか、たとえ「また同じ事か」と思われたとしても、それだけ大切な意味を持っているからこそ伝えたいものなのかな、と。
[著者:枡野俊明/PHP研究所]
世の中「めんどくさい」であふれてる……と思いきや。自分の外側にめんどくさいがあると思い込んでいるのは実は違っていて、本当は全て自分の内側でめんどくさいが生まれ量産されてしまうのだそうで。
そもそも『めんどくさい』ってなんだろうか? どんな状況や心境だとめんどくさくなってしまうんだろうか? 案外掴めていなかった『めんどくさいの実体』、禅の教えが解き明かし、快方へと道を照らしてくれます。
[著者:枡野俊明/主婦の友社]
同著作の他作品では、禅の教えから心の救いへと繋げる所に『禅語』を織り交ぜる書き方が主ですが、本書はまず『禅語』から先に来て、その後に各語についての詳しい解説をされている書き方でした。
禅語だけではちんぷんかんぷんながら、それでもじっと言語を眺めていると何となく意味が見えて来るような(的外れな場合が多かったですが……)、禅語により『直』に触れたような感じだったでしょうかね。
[著者:枡野俊明/世界文化社]
『動揺』は“その時一瞬の心の揺らぎ”であり、『動じる』とは“動揺の状態ずっと引きずり続けてしまう事”だそう。
心に抱えたままで問題なのは『動じる』状態の方で、それを緩和、軽減、からの消滅させるにはどう身構えればいいのか?
動揺させられる出来事って割と不意打ちな事が多い印象で、すぐその場に置き去れればいいんですけど、どうしても引きずって『動じた』状態になってしまうんですよね。そんな悩みや問題に対して、禅の教えが解決策へと導いてくれます。
[著者:枡野俊明/三笠書房]
『禅語』って『心穏やかにゆとりを抱いて』みたいな『静』のイメージが優先してたんですが、意外と『動』の語の方が際立っているのだとか。
そんな禅の教えと、『すぐやる』『いまやる』『とにかくやる』の“即行動”についてのお話でした。
考えなしの迂闊な即断即決行動は躓きを招くものの、やはり素早く行動に移す事は日常生活を送る上で大切な事のようです。
しないで後悔よりはやって後悔、で次の改善からの成功へと繋げてゆく、みたいなものでしょうかね。
[著者:枡野俊明/KADOKAWA]
人生の不安や寂しさや迷いに効く禅の教えと言う『くすり箱』の話。
中でも、『平穏無事な日々こそ何よりも勝る幸せ』の記述に思わず「ああぁ……」って溜息が漏れてしまいました。
今日を無事に終えられて、また新しい明日を今日の様に迎えられる。当たり前過ぎて気付けず見過ごしてしまうとはこの事か! と噛み締めるように心に染み入って来ました。
今日が無事なのも、明日を迎えられるのも、『絶対ではない』と言う事は、生きる上で強く意識しておきたいなと思いました。
[著者:枡野俊明/文響社]
大雑把に考えてみる、適当に受け留めてみる、深く考え過ぎないようにしてみる、みたいな感じでしょうかね。
もちろん、何でもかんでも緩めて他者に迷惑をかけたり傷つけるような行為に至らない事は大前提で。
『他人と比較しない』『自分の心の内と向き合う』『過去や未来に捕らわれず今現在を精一杯生きる』などは、禅の教えの基本要素な所になるのかなあ、と。
あと『座禅』は重要かつ効果絶大で、やり方をしっかり覚えて実践出来ればいつでも整いやすくなれそうです。
[著者:枡野俊明/KADOKAWA]
人生を登山に置き換えて、『登り』は無茶をしても懸命にはい上がれる(若年時代)が、『下り』は慎重に進まないと足腰の疲労で途端に転げ落ちてしまう(中高年世代)と。
この人生を登山にする例え方が実に面白くて、「確かに人生を辿ってるかのようだなあと」思いながら読み進めていました。
実際に登りより下りの方が足腰の疲労的にはキツいらしく、この辺も『老いを感じる』みたいな所と似てるかもなあとか。
本書はそんな『人生の下り方』を禅の教えから学ぶと言うもので、今その場所を下っているようにイメージしながら心構えを聞いていました。
[著者:金嶽宗信/ディスカヴァー・トゥエンティワン]
禅の教えから学ぶ、余計な荷物の『下ろし方』『捨て方』について。
『物欲』『他人との比較』『悪い感情』『面倒な人間関係』などなど。聞けば聞く程、生きるって色々な重荷を背負ってるもんだなと痛感させられる。
所有欲とはすなわち執着心の事である、と。『足るを知る』の精神で、抱えている自分の執着、少しずつじっくりと選別しながら下ろし手放し捨てていきましょ。
[著者:松原正樹/アスコム]
アメリカ在住で禅の教えを説いている方だそうで。
アメリカへ移住するに至るまでの事や、著者自身や家族に関するお話などから、日本での禅の広め方とはまた一風違った試みが見られたりで興味深い内容でした。
外国の人と日本人と、禅の教えに対する反応や捉え方の差異についての語りは、アメリカ在住である著者ならでは視点で興味深く印象に残るものだったかなと。