アレコレ読みたい雑記

ジャンルを問わず書籍読んで感想書くブログ

無一文からのドリーム

[著者:ラファエル/宝島社]


 著者は本書で、

 「他人より優れた能力があるわけではなく、努力と挑戦の積み重ねが“好き”だからこそ、ここまでやって来られた」

 と言うようなことを語られていました。



 が、本書を読み続けながら、

 『対人コミュニケーション能力』

 に関しては、努力以前の『天性の才能』だと強く感じさせられました。


 YouTuberとしての言動や態度などは、あくまで演出や脚本の上での“キャラクター”であり、その一面を見ただけでは、本質はなかなか見えないし理解され難いものかも……とも思いました。

 その本質的な部分は、これまでの人生経験と共に、本書で目一杯興味深く語られていました。


 当たり前だけど、簡単にマネ出来るものではない。

 ただ、積極的な挑戦の精神や、先の先まで見据えた思考力の奥深さは、充分に読み手の身になるものだと思いました。


となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」

[著者:大江英樹/朝日新聞出版]


 『天引き』貯蓄→→余裕出るまで貯める→→その資産で長期的な投資


 ざっくりと、触れられているのはこんな感じ。

 特に『一般的なサラリーマン』の『再現性』にこだわった解説で、「やれば出来そうかな?」と思わせてくれる部分もある。


 ただ、本書の主題は『資産一億越えを目指す方法』ではなくて。



 ・純資産一億を達成した人達の『考え方』『習慣』『行動』とは、一体どう言ったものなのか?



 を、解説してゆく事が本書の主題になっています。

 具体的な解説を読んで身に付けて、『億り人』達の思考・習慣・行動に近付けて行けば、その先に資産一億越えの道が見えて来る……かも知れない、と言うお話。


 どこを目指すかは人それぞれですが、自分の資産を増やす為の方法に関しては、参考になるものも多いと感じました。


ケーキの切れない非行少年たち

[著者:宮口幸治/新潮社]

 『非行少年』の多くに見られる、


 ・認知障害
 ・知的障害


 実際に、少年院の現場で多くの非行少年と接した著者の視点から、これらの障害が抱える重大な問題と、具体的な解決案がつづられている。


 読んでいて思い知ったのは、


 ・他人の内面感情が引き金となる行動の本質は、一見しただけで他者には理解が難しい

 ・特に、軽度な認知障害や知的障害を抱える人のそれは、更に見え難いものとなってしまう


 この事を踏まえて……

 一見して突飛な、異常な、常識外れな言動を起こしているように見えていても、外面には見えない内面の底に、重大な原因が隠れているのかも知れない。

 と言う事を、日々の生活の中で意識したい。


それ、勝手な決めつけかもよ? だれかの正解にしばられない「解釈」の練習

[著者:阿部広太郎/ディスカヴァー・トゥエンティワン]

 今、置かれている自分自身の『解釈』を変化させよ。


 悪い捉え方→良い捉え方へ。


 自分の身になる為の、ヒントやアドバイスが色々と盛り込まれている。


 「こう言う解釈の仕方もあるのか!」と、多くの気付きが得られる一冊。


混沌を泳ぐ -PROGRESS STORY-

[著者:中田敦彦/PROGRESS BOOKS]


 お笑い芸人とテレビの世界から離脱。

 オンラインサロン運営、YouTuberへの転身。

 シンガポール移住の近況に至る所まで。


 本書を読むまでは、『華々しい転身成功者』に見えていました。

 でも、実際には……、


 気が狂うほどの試行錯誤の連続。

 一歩進むたびにふくれ上がる、際限のない苦悩と葛藤。


 一言『泥臭い』でした。

 それが、とてつもなくカッコいい。

 全力で自分のやりたい事に心血を注いでいる、そんな活き活きとした力強さが感じられました。


 夢は、

 『オリエンタルラジオ結成20周年の2025年、日本武道館でのライブ開催』

 と本書でつづられていました。

 そこへ向かってどんな風に駆け抜けて行くのか、いちファンとして注目し続けたいです。


悩まない生き方 あるがままで今を生きる

[著者:矢作直樹/三笠書房]


 魂。精神世界。あの世。生まれ変わり。


 “目には見えない”働きが多く盛り込まれている為、受け入れられるかどうかは個人差があるのかなあ、と言う気もしました。

 “ストン”と心の中に落ちるものもあれば、そうでないものもありましたが。

 精神的な安定、心が穏やかになれる要素はいくつも盛り込まれていました。

 精神的に「ちょっときてるな……」と感じた時に本書を開いてみると、救いのヒントが得られるのかも知れません。


こうやって、考える。

[著者:外山滋比古/PHP研究所]

 著者のいくつもの著作の中から、様々な教訓を切り抜いた名言集。

 ちなみに著作は全く読んだ事がないのですが……、

 書店で手に取って興味を引かれました。


 結構言い回しが難しいと言うか、すぐに理解して自分の中に落とし込む事の出来ない難解さが多くあったように思いました。

 ただ、同時にそれだけの言葉に込められた『深味』みたいなものも感じさせられました。


 この一冊だけでも充分響くものは得られます。

 でも、いわゆる著書の一部の“切り抜き”なので、やっぱり気になった名言は、その引用元の作品を読んだ方が、より深い理解が得られるのかなと思いました。


続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 孤独も悪くない編

[著者:Jam/サンクチュアリ出版]

 通称『パフェ猫』……でいいのかな?


 四コマのネコで疲れた心が見た目でほぐれ、

 続く解説文章で心の中にストンと落ちて行く。

 そんな感覚。


 主に色々な場面や状況での『孤独との向き合い方』について。

 響くものも響かないものも、人それぞれだと思います。

 「うんうん分かる分かる」って項目も結構ありました。

 「これはっ!」と強く共感できるものを吸収して、自分の身になれば良いのかなと。

1%の努力

[著者:ひろゆき/ダイヤモンド社]

 1%だけ努力して、残りの99%でダラダラ楽をする方法を教えよう……ではなくて。


 自分にとって最も適した『領域』を見つけて、1%だけ最大限の意欲をそそいでみる。
 そうすれば、残りの99%は「何をしたってどうにでもなる」、と言う事を書いているのだと個人的には解釈しました。


 まあ、その捉え方で合ってるのかどうかは分からないですが。
 自分に『向いている場所』を探す手掛かりは、本書の中にいくつもあったように思いました。

グラスホッパー

[著者:伊坂幸太郎/角川書店]

 『押し屋』なる謎の人物の行方を追って、『鈴木』『鯨』『蝉』の3人の主要人物の様子が描かれて行く。

 それぞれの状況・立場はバラバラで、最初はハッキリ掴めないまま彼らの行動と行方を追っている感じでした。

 それが中盤以降、ほんの些細なきっかけから共通の繋がりが出て来て、加速度的に接近・交わりを見せて行く。


 各自の状況を掴むまでは正直もうひとつ乗り切れない気持ちで読んでいました。

 ただ、次第に引かれ合うように、互いが影響を与え合いながら近付くに連れて、面白さも一気に増して行くような手応えでした。

 先に敷いていた伏線なんかも「そう言う事だったのか」と、終盤でその気付きにスッキリさせられる場面も多かったですね。


 個人的には『鯨』が一番好みで興味を引かれる人物でした。
 霊が憑りついている、ささやきかけている、そんな彼の状態の異質さって言うんでしょうかね。
 そう逝った所が強烈な印象として頭に残ったのだと思います。


 主人公的立場なのは、間違いなく鈴木。
 こいつは窮地に立たされても「絶対に死なねえな」と、最も『弱者』っぽいのに妙に期待させる所があったような気がしました。