アレコレ読みたい雑記

ジャンルを問わず書籍読んで感想書くブログ

読むだけで一生お金に困らない メンタルブロック浄化法

[著者:Jeg]

 一口に『メンタルブロックを外す』と言っても、手順と段階にはそれなりの工程が必要そうな印象だったかも。

 ただ、全部を一気に覚え込まなくても、「最低限これとこれとこれを継続すれば大丈夫」みたいな、楽になれるよう背中を押してくれる気軽さがあるのは有難い。

 とにかく『継続』と『再現性』と『分かり易さ』に徹底した伝え方をされているのは、著者ならではのこだわりなのかなと思いました。

 この辺りの読んだ手応えなどは、他の似たようなジャンルの書籍とは、「よし、やろう!」って気分にさせてくれる力が一線を画しているかなと。

しつこい不安感が必ず消える セロトニン復活ストレス解消法

[著者:Jeg]

 キーワードは『バナナ食って整腸剤飲んでぬいぐるみを抱いて寝ろ!』。最初の「なんのこっちゃ?」が最後まで読むと「そういうことかっ!」ってなります。

 大体の内容は、脳内分泌の『〇〇ホルモン』の各種特性を充分に理解した上で、まずは腸内環境を整える事が最重要ポイント、みたいな事が語られています。

 色々な書籍であれやった方がいいとかこうすべきとかあるけれども、『継続可能性』の観点から見るとほとんどの方法は難しい、と著者は指摘しています。

 まずいろいろ試す前の『基礎の土台作り』が大切なのだと。それが『脳内分泌ホルモンの作用を理解してコントロール』と『腸内環境の改善』と言う事。

 読み手に伝わり易く、また実践し易いような配慮が随所に見られる内容でとても良かったです。

ドーパミン復活禁煙法

[著者:Jeg]

 私は生まれてから一度も煙草を吸った事がない非喫煙者なので、禁煙の困難さや苦しみ悩みは理解出来ていないと思います。

 なんで本書を手に取ってみたかと言えば、煙草以外の所でも『依存症克服』のヒントが得られるかなと、それなら方法を知りたいなと思ったので。通用するかどうかは、効果的な要素もあれば効果が薄そうな要素もあったり、でしたかね。

 まあ、あくまで本書は『禁煙方法』の話であって、その方向に意識して読んでみれば、なるほどいいこと色々書かれているなと、あくまで非喫煙者視点での印象でした。

 ただ、いいこと書いてあるんだけど、文章が詰め込み過ぎでかなり読み辛さを感じてしまって惜しいなと。『改行』と『適度な空欄』を設けていればなおよかったように思いました。

この通り進めば必ず叶う 願望実現への最短ルート案内

[著者:Jeg]

 堅実であり、当たり前のように感じられる事がなかなか継続実践出来ないからこそ余計に響く内容。

 決して難しい事を言われているわけではないけれど、それでも『願望実現』を意識して向かってかなければ容易く達成出来るものでもない。

 読み手への“伝わり易さ”を終始意識した丁寧な文章の描き方はとても好感が持てるもので、「よし、やってみよう!」と意識向上にも繋がってくれるはず。

 『ベルトコンベアー』のたとえは「なるほどあ」「うまいなあ」って感じで分かり易かったですね。

月10万円!シンプルライフ新1年生 断捨離をすると幸せな自分に出会える 自分らしい人生

[著者:佐久真猫子]

 前回の同著者による断捨離話の続きで、実家暮らしから一人暮らしへと変化した、引っ越しから新居に落ち着くに至るまでを描いたもの。

 やはり前作同様、『月10万円!シンプルライフ』のアドバイスと言うよりは、ご自身の経験談を語るエッセイ風味な印象が強かったです。

 もっとも、シンプル生活を送る上で参考になるお話も多く、これなら自分にも出来そうかなと思えるものも色々とありました。

 この辺の取り入れ方は、読み手側の生活環境に合わせて、と言った具合でしょうかね。

人生が変わる!1ヶ月断捨離 理想の部屋をつくると理想の自分に出会える 自分らしい人生

[著者:佐久真猫子]

 とあるきっかけから断捨離に目覚め、集中してひたすらに取り組んだ著者の経験談。

 断捨離術のアドバイスと言うよりは、断捨離に出会って実践してどんな風に変われたかのエッセイ味に近い内容だったかなと。

 『理想の部屋の状態』と言うのは、著者自身も指摘されているように個々で全く違っていて合う合わないは当然ながらある。

 そう前置きした上で、やはりモノが少なく整理された部屋の空間は、特に自分の精神的な所で様々な恩恵が得られる、と。

 そう言った断捨離による整理整頓の大切さは、本書の経験談から充分に伝わって来ました。

お金がかからない暮らし方 | 3500万円貯めて見えてきたお金に好かれる暮らしとは?

[著者:コツコツさん]

 頭の中で『お金を使いたがっている状況』についハマってしまう、みたいな辺りの指摘がズバリ的確過ぎて「すごいなあ」と唸ってしまいました。

 と同時に、自分にもあまりに身に覚えがあり過ぎて「うああ……」って頭を抱えたりもしてました。

 全然特別な事はしてなくて、意識すればごく当たり前に実践出来る事ばかりなんですが、それでも継続を阻む『失敗の落とし穴』もあるようで。

 そう言った点も丁寧に指摘してくれているので、色々と気付きが得られて良かったですね。

会社を辞めて生き方を変えることにした

[著者:すずひら]

 『自分にとっての“働く”って一体何なんだろう?』と強く意識させられ、深く考えさせられるお話でした。

 まとわりついている“足かせ”は、多分私も含めて大多数は『お金の問題』なんだろうなって気がします。金の事が頭から外せないから“安定”を求めてしまい、変わる事(転職や無職生活)に自分が陥ってしまうのを極度に恐れてしまう。

 分かっちゃいるけど「そうは言っても……」と言い訳をして逃げ道を作ってしまう。これはもう、自分の価値観が強制的に激変するような事態に直面でもしなければ、安定志向から逃れる事は出来ないのかも知れません。

 ただ、『一度きりの人生を自分らしく納得して生きる』と言う著者からのメッセージは、常に心の内に留めておきたいと思います。

【ほぼ漫画】億り人のひきこもり生活

[著者:内向型の頂点]

 『億り人』になった人のエッセイでありメッセージでもあり。この方の場合、ご自身の『適性』が“億を稼げる道に繋がっていった”って感じでしょうかね。

 かなり無気力な雰囲気出してますが、実は凡人とは一線を画す思考で動いていたと思います。この手の人って大体『金を稼ぎたい思考』とかはなくて、『自分の合った事をやっていたらいつの間にか稼げていた』ってパターンなのかなって気がします。

 凡人には到底マネ出来ません。隣の芝生の青さは気にせずエッセイとして楽しめば良いのかなと。

道なき未知

[著者:森博嗣/ベストセラーズ]

 『道』と『未知』をテーマに掲げたエッセイ集。人それぞれの『道』と、『道』の途中にある『未知』=自分が知らない事(多分)について深く深く掘り下げつつ著者自身の考え方を記した内容。

 具体的な伝え方を避けて、終始抽象的な物言いで意図的にハッキリ読み手に掴ませないような所は、いつもの筆致と言う感じだったしょうかね。

 もしかしたら、徹底的に抽象的な話を広げているのは読み手にあれこれ思考する事を促しているのではないかな、と。まあそうは言っても著者自身は全くその気はないと思うんですけどね。