[著者:モリー・マルーフ/ダイヤモンド社]
分厚い文章量で『人体と健康』について網羅的に書かれていましたが、個人的にこの手の内容はどんなものでもどこまで行っても「とは言えぶっちゃけ“人それぞれ”だよね」であって、どうしても捉え方が慎重になってしまう。
そもそも本書は主に米国人の実例を対象に書かれているようだったし、たとえそれを除いて眺めてみたとしても、脳や内臓器官や食事方法に関しては同じ国籍や人種であっても必ず『個人差』があるものだから、やはり全部を鵜呑みには出来ない。
もっとも、その事は著者自身からしっかり指摘してくれているので、断定的な物言いをされるよりはずっと良心的な対応かなと思いました。
逆にあまり『個人差』に縛られないものとして、『ストレス』『メンタル』『女性ホルモン』『セックスと妊娠』の項目などは、割と共通して受け入れられるものだったのかなと。