アレコレ読みたい雑記

ジャンルを問わず書籍読んで感想書くブログ

自己肯定感を上げる OUTPUT読書術

[著者:アバタロー/クロスメディア・パブリッシング(インプレス)]

 本を読んで、自分の中に取り入れた(INPUT)ものを、どう外に出して活かす(OUTPUT)か?

 まず、本を手に取って手軽に読める方法を伝える。

 その後、取り入れた知識を元にして、外側へ向ける行動や実践のやり方を伝える。


 本を手に取るきっかけになり、活かして行動する意欲を巧く刺激してくれる内容だなと感じました。
 誘導の仕方がとてもうまいですよね。
 少しでも「読んでみようかな……」と、その気になった瞬間が“始め時”なのだと思いました。

億り人が徹底解説! 初心者向けNFTの入門書

[著者:イケダハヤト]


 『NFT』って何?

 「なんかよく分かんないけど興味はある」人向けに、基礎的な部分から分かり易く解説されていました。

 具体的にどうこうってのは、正直素人の自分で理解して説明するのは難しいなと感じました。

 日本ではまだ発展途上の市場なので、今後何年もかけて浸透して行けば、認知も広がり手軽に触れられるようになるのかなと。

 そうなった時に、今よりもっと理解し易くなっているのではないでしょうか。


 何より一番大事なのは、『自分自身で調べる』事だそう。

 日本ではまだ世界の市場と比べて『ゴマ粒』程度の市場との事なので、興味があって手を出すならば、じっくり勉強して学んで行くのが良いのかなと思いました。

 そうすれば、将来的に日本でNFTが一般普及した時に、間違いなく優位に立てているでしょうね。

最強脳 ―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業―

[著者:アンデシュ・ハンセン/翻訳:久山葉子/新潮社]

 脳に一番良いのは何か?

 それは『運動』だ!


 内容的にはこの一言に尽きます。

 どの項目についても、脳に対する運動の重要性を訴えかけています。
 
 いくつものデータや理論を用いられていて、説得力のある内容と感じました。


 持続性と一定量の負荷を求めているので、大変に思う所も正直ありましたが。

 何にせよ。何も動かないよりは、各自の出来る範囲で“日常的に”運動を続ける事が、脳には重要だと言う事でしょうね。 

サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学

[監修:阿部誠/新星出版社]

 
 『心理学』+『経済学』=『行動経済学』


 自分の日常の行動、特にお金を使って買い物をする場面で、「こんな時にこういう心理が働いていたのか!」と、凄くハッとさせられる気付きが多かったです。

 イラスト図解が多く使われており、行動経済学について手軽に分かり易く楽しみみながら学べました。

 この知識を頭に入れておくと、無意識にやっていたはずの自分の行動を客観視しながら、意識的な気付きが得られるのかも知れません。

多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。

[著者:Jam/サンクチュアリ出版]

 自分が思ってるより、たぶんずっと他人は自分を気にしちゃいない。

 そんな意味が込められている、のかなあと読んでいて思いました。


 本書で描かれているのと同じような悩みが、きっと誰にも一つは当てはまっているはず。 

 そう言った『心の負担』を優しくほぐし和らげてくれる、そんな一冊だと思いました。

 ユルい気持ちにさせてくれるネコたちの四コマも、心をリラックスさせてくれるんですよね。

まんがでわかる 正義中毒 人は、なぜ他人を許せないのか?

[監修:中野信子/シナリオ:サイドランチ/作画:川井いね子/アスコム]

 『正義中毒』とは何か? まんがで分かりやすく解説。


 ・自分とは違う意見に対して「間違っている」と反発。
   ↓
 ・「こいつ許せねえ……」 
   ↓
 ・自身の『正義』からあふれ出す、他者への『攻撃衝動』。


 が、その正体だそうな。

 特にSNSでのトラブルを元に描かれているので、多少なりとも衝動を覚えた人は多いんじゃないかなあ? と思いましたが。どうでしょうね。

 
 今の世の中、SNSを完全に断つのもなかなか難しいけれども。
 『正義中毒』の特性や詳細を充分に理解し、その上での心構えや対処法を身に付けよう、と言った内容でした。


 既にこの元となっている文章版も出ていますが、そちらは未読。
 手に取り易く分かり易いのは、このまんが版の方かな、と思います。
 機会があれば、文章版の方も読んでみたいですね。 

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

[著者:藤原和博/東洋経済新報社]

 1%の人材になる為の方法論が描かれた一冊。

 大きく4つの傾向に枠が分類されていて、読者に「どの枠に向いているか?」を考えさせ、その枠での“やるべき事”を身に付けさせて行く。

 その結果、自分に向いた枠での『1%』を目指す知識が得られる、と言った具合です。


 一番の注目は、なんとなくでもざっくりと“自分の向き不向き”が把握できる点だと思いました。

 向いてる方へ進みながら手順を踏めば、とりあえず階段を駆け上がるように1%の人材になれたような気分が味わえます。

 まあ、実際にはそんな容易くはないでしょうけどね。ただ、「こっちの枠に行きたい」「この枠が向いているかも」と言う、“気付き”が得られる所はとてもに良いなと思いました。 


手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙〜

[著者:喜多川泰/ディスカヴァー・トゥエンティワン]


 就活中で進路に悩む主人公と、『手紙屋』と呼ばれる謎の人物との手紙のやり取り。

 その過程で、主人公は手紙屋からの“十の教え”と共に、自らが進むべき道を切り開いて行く……。
 


 主人公がもやもやっとした気持ちを抱える就活生なので、同じ立場の人ほど心に“刺さる”内容だと思いました。

 実際には“自分自身の指標を定めて”→“行動する”って、想像以上にきついと思うんですよね。「頭では分かっていても、行動するとなるとどうにもこうにも……」って具合で。

 ただ、そんなもやもやを消し飛ばしてくれる一冊になる……かも知れません。やっぱり、結局は行動を起こす事が必要なんですよね。 
 

柴犬まるのワン若心経

[監修:加藤朝胤/写真:小野慎二郎/文:菅原こころ/リベラル社]

 インスタグラムで大人気の『柴犬まる』と、『般若心経』の解釈を分かりやすく学べる一冊。


 半分は柴犬まるの写真集。

 ただただかわいい。

 最高になごむ。


 もう半分は、まるの行動や仕草に合わせての、とても理解しやすい般若心経の意味が描かれています。

 すべて理解出来なくとも、何となく分かったような気になれる。多分そのくらいの気軽な学びで良いのだと思います。


株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者

[著者:喜多川泰/ディスカヴァー・トゥエンティワン]

 タイムカプセルに入れた手紙。

 その手紙が届くべき人に届かなかった時、彼らはどんな労力も惜しまず必ず宛先人への配達を成し遂げる。

 そんな、ちょっと変わった会社と、その会社に出会い人生を変えるきっかけをもらった主人公の物語。

 
 とりあえず、「こんな会社が現実にあったら素敵だな」という気持ちが大きかったです。

 それから、自分も思わず今から何年後かの自分に手紙が書きたくなりました。

 何年後かにその手紙を読んでどうなるかは、もちろん人それぞれでその人次第。

 ただひとつ確実なのは、一生懸命に想いを込めれば、きっと未来の自分にその『想い』は届く、と言う事。