［著者：永松茂久／フォレスト出版］
かつて著者が『人脈を広げる事こそが成功への近道』と掲げていた信念を、著者の『師匠』と呼ばれる人の“言葉”によって真っ向から覆され、その経験をきっかけに価値観が反転してしまった……と言った語りからの始まり。
そこから、著者が『師匠』から教えられた経験を基に、タイトルにある『誰と生きるか』をじっくり時間をかけて深掘りして行く内容でした。
特に意識して目を向けるべきは、『誰を幸せにしたいか？』であり、その幸せにしたい人とは『必ず身近な存在である』と言う事。つまり、『自分が目が届く程に狭い範囲の近くの存在に対して、どこまでも深く深く深く……幸せを考える事』だと、個人的にですが解釈しました。
『誰と生きるか』を深く考える事が、結局は『自分の生き方』の本質に繋がって行くと言うものでした。非常に深みのあるお話なので、自分の理解が充分に及ぶまで、本当に何度も繰り返し読みたくなる内容でした。
