アレコレ読みたい雑記

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思考停止という病

[著者:苫米地英人/KADOKAWA]

 分かっているようで全然分かっていなかった、『思考停止』という“重病”の正体と本質について。「思考停止なんかしてないよ」って人の大半が、本書を読んだらその主張が覆ってしまうような気がします。

 意識していなくても、そんな風には思っていなくても、気付かない内に様々な原因から思考停止の罠に陥っている。たとえ自覚してどうにかしようとしても、なかなか根本から変わる事は難しい。変わって行く事に対するハードルの高さを実感しました。

 どうしても「言っている事は分かっているんだけど、でも……」ってなっちゃうんですよね。そう言ってる時点で「分かってない」のは自覚しています。ただ、知らないままだったのが本書を通じて知識として得られた事は、僅かな変化の一歩になった……かも知れません。