アレコレ読みたい雑記

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時間がない…から解放される「超」時間術

[著者:山本憲明/三笠書房]

 『命の重さ=時間の重さ』を前提に、“人生で自分が有効活用出来る時間”を意識した『時間管理術』と『時間活用術』について描かれた一冊。個人的にも、ここ1年くらいの間で、日常生活における時間の使い方をかなり意識するようになりました。そんな所から興味が湧いたのが、本書を手に取ったきっかけですね。

 たとえば寿命80年と設定した上で、逆算して『自分が人生で使える時間』を導き出し、さらに年間で使える時間、月間で使える時間、週間で使える時間、と絞り込みながら正確に把握出来るよう意識して行く。そこから今度は、一日で『自由になる時間』を把握して、時間管理の段階へと移って行くような流れです。

 「そんなの面倒くせえよ」とか言わずに、試しに一度ざっくりとでも意識して考えてみると、意外な程に自分が消費している『時間の内訳』と言うやつが把握出来ていない事に気付けるはず……だと思います。

 まあ分かっちゃいるけど、『ダラダラと無駄な時間を潰す』のって気持ちいいんですよね。テレビ、ゲーム、動画配信、SNS。無意識的にやっていて「ハッ!?」と気付いて「何やってんだ……」と無駄な時間潰しに後悔する。本当に時間管理に立ちはだかる『難敵』だと思います。ここを何とか意識的に介入出来るよう変えて行きたいですよね。

 個人的には、気付いた時に「時間は有限 時間は有限 時間は命 時間は命……」と頭の中で唱えたりしてます。割と気持ちの切り替えには効果が出ているんじゃなかなあ、と自分では思ってます。