アレコレ読みたい雑記

ジャンルを問わず書籍読んで感想書くブログ

もしも一年後、この世にいないとしたら。

[著者:清水研/文響社]

 多数のがん患者の『心』と向き合ってきた著者だからこその、言葉の重みと説得力が強く感じられました。

 おそらく自分が本当の意味でこのタイトルの言葉を実感するのは、そのときが『本当に訪れた瞬間から』だと思います。

 命と時間が有限であり、誰しも必ず『死』をむかえて受け入れなければならない。……と、言われて頭では理解出来ても、心の中に定着させるのはとてつもなく難しい。

 読んでいて意識してみても、本当に『そう言う状況』を想像するのが難しい。ずっと「難しい、すごく難しい……」ばっかり言ってた気がします。 

 ただ、難しくても、意識しながら日々を過ごす事も充分にこなせるわけで。それでも難しいんですけど、「一日を無駄にしない、充実させる」思いを抱き続けるだけでも、自分を変えて行けるのかも知れませんね。