[著者:大河内薫・若林杏樹/サンクチュアリ出版]
お金に関する書籍の中で、初心者入門者的な立場から知識を得るには『ものすごく分かりやすい』一冊だと思いました。
とにかく本当に読んでいて分かりやすかったです。とりわけ「いかに難解にならないように解説するか?」を、かなり意識されて書かれているなと感じました。
多分10年くらい前って、まだ老後資金に対する危機感が今ほどでもなくて、「お金の知識なんて学ばなくてもどうとでもなるんじゃね?」みたいな感覚だったのかも。
そう言う意識も変わって来ているので、著者である大河内税理士の「学校でお金の授業を」と言う希望も、いずれは叶えられるんじゃないかなあと。と言うより、早めに環境が変化すべきなのでしょうね。
『貯金』『税金』『投資』『節税』『つみたてNISA』『iDeCo』、これらの基本はこれ一冊で充分に理解出来ます。あとは自分が「やるか」「やらないか」、それだけです。