［著者：堀江貴文／宝島社］
『お金』の起源、日本での『お金』の歴史と発展、現在までの日本の政治経済と『お金』との関わり方の経緯、そもそもの『お金』の価値とは……など。広い範囲に渡ってのお金に関する事や、金融について取り上げられていました。
お金のあれこれについて、この一冊で基本的な知識は充分に得られるんじゃないかなと。疎い人でも“分かり易く理解し易く伝えたい”、にこだわった内容と感じました。
本書で特に印象的で面白いなと思ったのが、以前『東京で手取り14万』の人が「日本終わってんな」のツイートに対して、著者が「終わってんのはお前だ」みたいな返しで大炎上した件に触れられていた事。
たった140文字のツイートの伝達では不十分な、当時の著者の発言の“本質”について詳しく語られていました。そこまで読むと、発言の意図にも凄く納得出来るんですよね。
どう“終わっている”のか、終っていない考え方に変えるにはどうすれば良かったのか。その辺りの内容に触れて「なるほど納得」という感じでした。
