[著者:畑村洋太郎/朝日新聞出版]
著者が失敗についての追究から提唱している『失敗学』なるものがあるそうで。その失敗学に『老い』を組み込んで『人が老いるとは何なのか』を色々と意見を述べて行く、と言うもの。
現在の著者の年齢が80歳超で、ご本人の『老いとの向き合い方』の現実を幾つも交えて話されているので、もの凄く説得力のこもった伝え方だなと思いました。
どう失敗しているかもどう老いて行くのかも、自分の思い通りにはならない予測の難しさは似ている所が多い。
その中で、どう対処すれば自分が望む幸せの方へ向かって行けるのか、私が実感するのはまだまだ先の事でも先達のアドバイスは身に沁みました。