アレコレ読みたい雑記

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自分が高齢になるということ【完全版】

[著者:和田秀樹/朝日新聞出版]

 人は遅かれ早かれ誰でも『認知症になる』=『ボケる』と言う前提で、高齢者専門の精神科医である著者の知見を元に、『認知症』に対する多くの誤解を示し、ではその本質はどうなのかについてを示すような語りでした。

 実際の所は自分がなってみないと分からないであり、もっと突き詰めるならなってみても分からないかも知れない、と言う事。

 どうやら、人によって認知症の発症具合は本当に複雑怪奇で千差万別あるようで、だからこそ『必ずボケる』を前提に高齢期のより良い生き方を考えて行かなければならないようです。

 たとえ高齢ではなくても、中年若年世代でも、『認知症への対応』と言う意味では本書の中で身になる事は多いと感じました。