［著者：宗田哲男／朝日新聞出版］
悪物と言われがちで賛否両論な『糖質制限』『コレステロール』。一方で一般的には常識と認識される『栄養バランス』『一日三食』『カロリー計算』。これらに関しての嘘や誤解や、先入観から抱かされる間違った認識など、著者の経験と実証から根拠強く鋭い視点で切り込んで行きます。
特に糖尿病、高血糖と糖質制限と医療機関による治療に関しては、色々と複雑に思う所はありました。何となく変わりたくても変われない体制の闇の一端を見たような……。
それはさておき、10年前、5年前と比較して、『糖質だけが血糖値を急上昇させる』→『糖質制限が体内の様々な症状改善に有効』と言う事実は広く認知されつつあるように思います。
ただ、本書のような内容に詳しく触れて、更に実践して実感を得なければ、まだまだ受け入れられ難いものなのかも知れません。
