[著者:筧裕介/学研プラス]
『認知症』に対する理解の入門書的な一冊。
認知症の事をよく知らない、認知症の人と関わったことがない、身近な所に認知症の人はいない……そう言った人向けに理解してもらうためのものなのかなあ、と感じました。
認知症の人の視点で、いろいろな物事を追体験できる。とても興味深い内容でした。ここで得た知識を持って、いざ認知症の人に適切な対応が取れるかどうかと言えば、「その時になってみないと分からない」が正直な所。
ただ、完全には理解出来ないとしても、動向から「こういう時はこうすれば……」と慌てずに焦らずに構える事はできるようになれるのかも知れません。