アレコレ読みたい雑記

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100歳の超え方

[著者:和田秀樹/廣済堂出版]

 「100歳まで生きよう」と意欲を持っても意識して色々やろうとしても、あまり意味はなく効果も影響も薄いんじゃないかなあ、とは本書を読んで思ったりした事です。

 『気が付けば』『いつの間にか』『90歳100歳まで長生きしてしまった』人が結構おられるのだとか。

 結局は「自分がその時になってみなければ、どうなるかなんて分かるわけがない」が真理っぽくて、それなら何十年も先の事で備え過ぎる(健康とかお金とか)のも考え物なのかも知れないな、と。

 著者自身もまだ60代なので、高齢者専門の精神科医の視点からのある意味『思考実験』的な生き方の予測みたいな所もあったのかな、と感じたりも。

 ただ、「こうした方が傾向としては長生きできる可能性を秘めている」みたいな雰囲気も確かに感じられて、参考になるアドバイスも色々含まれていると思いました。