［著者：久坂部羊／講談社］
果たして『人生100歳まで生きる』を目指して生きて行く事、そして身体の老化や障害を伴いそこまで生きついてしまう事が、本当に自分にとって“幸せ”に繋がってくれるのか？
とてもとても深く考えさせられる内容で、読み終わった後に妙な脱力感で思わず深いため息が漏れてしまいました。
少なくとも、高齢期にまだ達していない自分には、『どんな老い方が自分にとって最適なのか』なんて分かりっこないって思いました。
その時になって、どんな状態かによって、少しずつ迫る『死』を意識して受け入れながら『最適』を求めて行くしかないんだろうな、と。
