アレコレ読みたい雑記

ジャンルを問わず書籍読んで感想書くブログ

我慢して生きるほど人生は長くない

[著者:鈴木裕介/アスコム]

 “自分の境界線”を侵害されて踏み込まれる事を、本書では『ラインオーバー』と呼んでいます。自分らしくもっと楽に生きる為には、他人にラインオーバーをさせない、そして自分からラインオーバーしない。つまりは、自分と他人との『境界線』を明確に引いて、ラインオーバーされない“心の守り方”が大切だと言う事だそうです。

 本書で著者が指摘しているような、様々な心の苦痛や精神的な病を聞いて、「そりゃ生き苦しくもなるよ」と強く思わされました。私自身は、多分そう言った『病んでいる状態』にはなっていないので、今後の備えと言う意味で知っておきたい気持ちで読んでみました。もちろん一番いいのは、我慢し過ぎて疲れない事ですけど。

 こうして自身の心の改善方法に触れていると、「なるほど」と納得すると同時に、もしかしたらちょっとした事でも心が病んで精神が転落してしまうのかも……なんて事も感じたりしました。どんな状況に陥ったら『我慢し過ぎて疲れてしまうのか?』の気付きを得られたようにも思いました。