アレコレ読みたい雑記

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夢と金

[著者:西野亮廣/幻冬舎]

 お金に無知な大人達に充分な知識を与える事で、子供たちの夢や希望が無知な大人達によって踏み躙られてしまう状況を救いたい。そこに、著者の厳しくて鋭く、また優しくて暖かい情熱が最も注がれていたように感じられました。

 無知な大人に憤り、立場の弱い子供たちが夢を奪われる事に嘆く。本書のどのお金の講義よりも、心の奥底からの強い感情が込められていて、それを変えたい、そんな悲劇を知って欲しい、みたいな思いこそ著者が特に伝えたかった事のように思えました。