[著者:パクチー大原/KADOKAWA]
自分の中に存在しない『非日常』的風景な数々のエピソードは、読んでいて羨ましくなったり憧れを抱いたりするものでした。
でも、これだけ波乱万丈な経験と失敗を重ねての成功体験を聞いても、自分で行動する事を考えると尻込みしてしまうんです。どうしても『安定』と『現状維持』が大好きで、高くて固くて大きい壁を壊せないのが大多数の人間だと思うので。
ただ、もしも変わらざるを得ない状況に追い込まれた時に、著者の行動力や体験談は自分が変わる力や意欲や熱量になってくれるかも知れません。
ちなみに一般的に言われている『セミリタイア』とは考え方が大きく異なっていて、その辺りの独自の視点も本書の見所のひとつだと思いました。