[著者:犬飼ターボ/飛鳥新社]
物語の中での出来事なのですが、まるで実際の実体験を読んでいるような感覚になっていました。
主に『起業』から発展しての『経営』に関する事。同じような場所に立っていて、失敗、挫折、苦悩、葛藤、を抱え繰り返している人は、特に強く引き付けられる内容かなと思いました。
一番興味深かったのが、主人公の卓也って「整体師になりたい!」と思って『整体業』を始めたわけではない、と言う点。なんか、割と成り行きで“そうなった感”があって、ちょっと不思議な気持ちになってしまいました。
『好きなこと』や『やりたいこと』ではない、もっと違う選び方や進み方って言うんでしょうか。その時に訪れた『好機』を掴むやり方、と言うのかな? そう言う見せ方や描き方がとても新鮮に映りました。