［著者：和田秀樹 奥村康／宝島社］
人間が持つ『免疫機能』と、ヒトの体内で働く『免疫細胞』の仕組みについて。そして免疫力と主に高齢者の病気と健康の関連性や、免疫力と新型コロナウイルスとの関連性について、二人の著者による対談形式で詳しく語られています。
体内で働く免疫力に関して、特にＮＫ細胞（ナチュラルキラー細胞）の重要性を詳しく知る事が出来る内容でした。免疫力は上げようとしても上がるものではなく、正確には『なるべく下げないようにする』との事。
メンタルやストレスなどの精神面がＮＫ細胞の働きの上下に関係していて、そこに『普段の生活の質』が大きく関わって来るのだそうです。
本書で指摘されている、健康と病気との向き合い方、食事と日常生活などの話は、もしかしたら読む人によっては賛否が出るのかも知れません。
