アレコレ読みたい雑記

ジャンルを問わず書籍読んで感想書くブログ

「さびしさ」の正体

[著者:和田秀樹/小学館]

 『高齢者の生き方』的な内容“ではない”和田先生の本は、何度触れてもなんか新鮮に感じるなあと噛み締めるように読んでました。

 この書籍シリーズの傾向で、主に10代の小中高生に向けられた、人間関係の精神不安から発せられる問題提起と解決策に具体的に触れられている内容。それ以外の世代、特に対象の子供を持つ親世代にも、大いに身になる話はいくつも盛り込まれていると思います。

 両親、学校の教師や生徒との関係と精神状態の問題について、精神科医の観点からのアドバイスが実に的確で、対象年代が抱える悩みに対して大きな救いになれるのではないでしょうか。