[著者:丹羽宇一郎/講談社]
『高齢者の方の知見からこんな学びを得たい』と私が思っていた事、そのほぼすべてが本書の中で描かれていました。
「私の知見から人生を語って行きますが、あなたはあなたに合った生き方があるのだから、興味を持った所だけご自身で深掘りしてくれればいい」と、この著者まえがきの言葉で既にググっと心を掴まされてましたよね。
老いたらどうなるかなんて分かんないんから、多分今を充実させて生き続け、その積み重ねの先で初めて老いと向き合えばいいのかも知れません。
どこを取っても『自分自身で考え自分らしく生きる』を貫く生き方を語り続ける、そんな著者の背中が本当に格好良く映りました。