[著者:枡野俊明/明日香出版社]
『禅の教え』と言うものは、耳に心地よくスッと入って来るのと同時に、何故か定着せずに頭からスッと抜けて行ってしまうのが困りもの。まあこの辺は、自分の読み方捉え方や実践のさせ方が問題なんでしょうけどね。
「言われてみればそうだよなあ」があまりに当たり前で、しかしながらその当り前が『日常的に全然出来ていない』事に“気付けていない”から、忘れて抜けてしまってもほったらかしになってしまうのかどうか……。
ただ、それでも追い詰められてしんどい思いをしている時に、ハッと『リセットの方法』が思い出せたなら、少しでもそんな風に意識出来ていればそれでも良いのかなあ。