[著者:三宅香帆/集英社]
本題は『明治時代から現在に至るまでの、“労働者と読書の関係性”の変化について』です。この辺り、タイトルに対する回答とはちと違っていて、それを求めながら読んでいると「何か違うな」となってしまう可能性あり。
とは言え、本来のあては外れたものの、本読みの一人として『労働者』『働き方』『読書』の関係性の変化を追うのは面白かったですけどね。
手っ取り早く著者の主張を知るなら『第九章―2010年代』の終わりの辺りを、タイトルの回答を知りたいなら『最終章』と『あとがき』を読めば大体分かると思います。