［著者：小林弘幸／朝日新聞出版］
『老後をやめる』とは、定年や還暦などの年齢よる“高齢期の境界線”を自分の中から取っ払う意識を持つ事。
ただそれは決して『生涯現役』を推奨するものではなく、仕事を続けるも降りるも世間にあふれる『年齢の常識』に縛られず、自分自身で指標を決めて生きよう、と言う考え方。
「もう〇〇歳だから高齢期だし……」みたいな年齢の縛りに屈しない高齢期の在り方は、なるほどなあと思う事が多かったです。著者が語る傾向として、仕事を長く続けている人の方が、どうやら老化の加速を抑えつつ長生きし易いみたいです。
