[著者:プロ奢ラレヤー/扶桑社]
日本で生きている分には、自分で命を絶とうとしない限りはお金がなくても死なない。死なないように『日本の制度』が守ってくれる。
それを知っていれば、大抵の事はたとえお金がなくてもどうにかこうにかやっていける……と言う事を最初の方で気付かせてもらえる。
しかし、著者の言われている事が頭で理解出来ても、なかなか心は納得してくれないのが厄介かつ面倒な所で。
実際に一文無しに近い状況か、借金を抱えた状態にでも身を置かない限りは、本当の所で感覚は掴み難いのかも知れない。
大抵の人は、金ない時間ない余裕ない生き辛い、と愚痴り続けながらも何とかなっているだろうから。
ただ、お金との向き合い方や日々の生き方について、現状を良い方向へ変えたいと思っているなら、著者の伝える言葉の数々は大きな助力になると思いました。