アレコレ読みたい雑記

ジャンルを問わず書籍読んで感想書くブログ

嫌われる勇気

[著者:岸見一郎 古賀史健/ダイヤモンド社]


 『アドラー心理学』を教え説く『哲人』と、それを受け入れられずに正反対の意見で論破しようとする『青年』。

 二人の対話、と言うより互いの主張をぶつけ合う『議論』のような展開を読み進めて行く内に、最後に『アドラー心理学とは何か?』について深く知る事が出来るような仕組みとなっています。

 触れてみた個人的な感想は、『たとえ理解出来たとしても、全てを受け入れるのはのもの凄く難しくて困難だと思う』でした。これは一度読んだだけで、短期間で理解したような気になるものではないのかな、と感じました。

 なにせ、読んでいてどちらかといえば、「なんでそんな結論なんだよ!」と『青年』の意見に同調する事が多かった程なので。

 自分が持ってた価値観をひっくり返すような、ぶっ壊して新たに構築するような、そんな感覚です。少しずつ、長期目線で、継続的に身に染み込ませて行くべきなのかも知れません。