[著者:成田悠輔/SBクリエイティブ]
「現在の民主主義社会と選挙制度は終わってるから、ぶっ潰して新しい制度を立てようぜ』的なお話。あくまで“専門外”による、『思考実験』とか『仮説思考』みたいな試みだと最初に著者が触れているので、そう言った感覚で読むべきものなのかも知れません。
個人的なざっくりとした予測で、100年後くらいにはある程度成立はしているんじゃないかなあ、と言う感じです。
逆に5年10年程度では、民主主義の脆弱さや現行選挙制度の粗さは簡単に変わりそうもないようにも思いました。致命的な欠陥を自覚して抱えつつ、それでも劇的には変われずダラダラ維持し続けるような感じでしょうかね。
現状ではまだ実現性が低いながら、非常に興味深くて面白そうな仮想? 妄想? それとも遠い将来的には実現可能性のある予測? でした。