アレコレ読みたい雑記

ジャンルを問わず書籍読んで感想書くブログ

運転者 未来を変える過去からの使者

[著者:喜多川泰/ディスカヴァー・トゥエンティワン]

 どん底の保険会社営業マンと、不可思議なタクシードライバーとの奇妙な縁の物語。

 ひとつの物語でありながら、自己啓発的な面も合わせ持つ、なんかこう不思議な読書感でした。


 不機嫌を上機嫌に。

 運は「あるなし」ではなく『貯めて』→『使う』もの。


 個人的にはこの辺りの言葉が特に心に刺さったかなあ。ほかにも、前向きに変えてくれそうな助言は幾つもありました。

 何より、物語として非常に面白かったです、ぐいぐい惹き込まれました。ラストのちょっとしたひと仕掛けには、「そう言う事だったのか」と、嬉しさに思わず頬が緩んでしまいましたね。