アレコレ読みたい雑記

ジャンルを問わず書籍読んで感想書くブログ

ハリー・ポッターと賢者の石

[著者:J・K・ローリング/訳者:松岡佑子/静山社]

 映画は全くの未視聴なので、本書が初ハリー・ポッターでした。

 最初はファンタジーな世界観で魔法がビシバシ飛び交う……みたいなのをイメージしてたのですが、実際にはちょっと違う手応えでした。

 人間的な脆さや醜さ愚かしさ、あとは精神的な不安定さだったり、負の感情がドロッと流れて来たり。結構人間の“生々しさ”が随所に込められているなあって思いました。


 ハリーは天才的な魔法の使い手、と周囲からは称賛されていながらも、実際の所まだまだ潜在能力は未知数なんですよね。おそらくヴォルデモートのハリーへの執着は今後も続くと思われるので、今後彼とどう関わって行くのかも気になる所です。

 あと、ダーズリー家のハリーの扱いは胸くそ過ぎるので、「どうにかなんねえかなあ」と思うばかりです。