[著者:枡野俊明/KADOKAWA]
人生を登山に置き換えて、『登り』は無茶をしても懸命にはい上がれる(若年時代)が、『下り』は慎重に進まないと足腰の疲労で途端に転げ落ちてしまう(中高年世代)と。
この人生を登山にする例え方が実に面白くて、「確かに人生を辿ってるかのようだなあと」思いながら読み進めていました。
実際に登りより下りの方が足腰の疲労的にはキツいらしく、この辺も『老いを感じる』みたいな所と似てるかもなあとか。
本書はそんな『人生の下り方』を禅の教えから学ぶと言うもので、今その場所を下っているようにイメージしながら心構えを聞いていました。