アレコレ読みたい雑記

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マンガでわかる資本論

[著者:的場昭弘/池田書店]

 資本主義社会における『資本家』『商品』『労働者』の関係性について、現代の状況に合わせた内容で描かれている。その中でも、とりわけ『労働者』『労働』『労働力』とは本質的に何なのか? に重きを置いて解説されていたように感じました。

 原書は未読なんですが、おそらくかなり“分かりやすく”を意識した描き方なのではないでしょうか。ちなみにマンガ部分は少量で文章多め。初心者にはなかなか理解に至るまでは大変で難しかったです……。

 それでも“資本主義社会の労働者とはこういうものだ”と、確固たる現実を思い知ると同時に、理解も深まったように思いました。良し悪しとかで判断したり受け入れたりするものではない、と思いつつも「残酷な現実だなあ……」みたいなつぶやきも漏れてしまいました。