[著者:NHKスペシャル取材班/宝島社]
中高年の『ひきこもり』の子供を、高齢者世代の親が世話をする。そして、頼りきりだった親が亡くなった時、『ひきこもり』の中高年は、何も出来ずに生きる術を見失ってしまう現実。
全国的に見れば、本当にこのような状況は少数規模なのかも知れない。でも、だからこそ大きく取り上げられなければ、注目もされず見逃されてしまう現実なのか……と思わされました。
『中高年ひきこもり』の問題自体も深刻ながら、ひとりひとりに寄り添ってケアする側の人材の圧倒的な不足も、改善の難しい大きな問題だと感じました。