[著者:片田珠美/朝日新聞出版]
『マニピュレーター』
まるで自分の支配下に置くように、実に巧みな言動とごく自然な成り行きのように見せかけて他人を操る存在を、こんな風に呼ぶのだそうです。
本書で描かれていた主な特徴は、
・表面上はそんな本性を悟らせない
・ターゲットになり易い“弱い人”の見極めに長けている
・本人はそれが悪癖だとは思っていない
・強い支配欲求
・影響力を見せつけたい
・自己保身を第一に考えるが故に悪意が湧きおこる
などなど。
読みながら、
「本当にこんな人いるのか?」
なんて思ったりもしましたが。
どうやら世の中にマニピュレーターによる実害は少なくないらしいです。
特に印象的だったのは、
マニピュレーターである本性を隠して“いい人に見せかける”術に非常に長けている
と言う事。
本書では、
・マニピュレーターのターゲットになりやすい人の特徴
・マニピュレーターの見極め方と、身を守る方法
なども詳しく述べられています。
周囲の人間関係を一度見直す意味でも、実に興味深い内容だと思いました。