[著者:ユン・ウル/Gakken]
逃げる極意が学べるはず……と思ってたら、とにかく他所からの引用がやたらと多い印象で、小説、映像、などのフィクションを背景に『逃げるとは何か』を聞かされている感じでした。
手応えとしては「把握出来たんかなあ?」みたいな。どうだったでしょう、と思わず自問する程度には難しかったかも。
逃げる極意が学べるはず……と思ってたら、とにかく他所からの引用がやたらと多い印象で、小説、映像、などのフィクションを背景に『逃げるとは何か』を聞かされている感じでした。
手応えとしては「把握出来たんかなあ?」みたいな。どうだったでしょう、と思わず自問する程度には難しかったかも。
高齢者専門の精神科医の観点から、主に『認知症』と『老人性うつ』について。同著『80歳の壁』の補強版にような位置付けで、前述の症状についてはこちらの方でより詳しく語られている印象でした。
認知症に関しては、一般世間の常識と思われていた誤解や認識違いが結構あって、改めて得られた気付きも多かったです。
あと、認知症と老人性うつの違いや高齢者にとっての『危険度の差』などは、当事者は勿論ですが、介護する側にとっても非常に為になる内容と感じました。
ふと「孤独だなあ」って思ったりする事が、“悲観的”な方へ向かないようにする意識が保てるようになれる、かも知れない。孤独である事を肯定し、賛同し、好感を抱ける方へ向かわせてくれるので。
『孤独な状況』を結構『イメージ先行』でネガティブに捉えている人もいそうな気はしますが、決してそんな事もないよ、と楽観的に思わせてもらえる内容でした。
「真実はいつもたったひとつ……じゃないのかも知れない!」。
目に見える常識を『疑い』、別の答えを『考え』、抜け道を『生み出す』。固定観念を捨てて、常に別の答えがないかを探し続けてみる。
『柔軟な思考』を鍛える方法です。ガチガチに凝り固まった頭が、少しはマシにほぐれてくれたかも知れません。しかしながら、大胆な発想の転換・広げ方はなかなかに難しい……。
月間、年間、10年間、20年間、30年間……どれだけ『お金がかかるか?』を意識しながらシミュレーションして、大体でも把握しておくことはとても大事。
『自分の収支の推移を知る事』は、お金を増やす為の基礎中の基礎で、それだけに疎かに出来ない重要性を感じました。
生活スタイルも変わるだろうから、その都度シミュレーションしながら、堅実に収支を把握し続けるだけでも充分に効果的だと思います。
『Kindle Unlimited』のサービス利用に“絶対向いてない”人。『どうしても紙の本じゃなきゃダメな人』『常にいち早く最新刊を読みたい人』。
それ以外の本読み好きなら、無料期間だけでも試す価値ありかと。大体2、3冊読めば月額の元は取れるので。
気軽に読み捨て(途中で読むのやめて返却)出来る点は大いに納得で、思わず「うんうん」と頷いてました。
でも『こだわらない事』に“こだわっている”と捉えてしまうと、もうその場で思考停止して動けなくなってしまう。
そこまで思考の沼にはまると、「ひねくれ過ぎなんじゃないの?」とはなりそうですが。執着を手放すとは、言うのは簡単、行動するのは超絶に難しい、と思い知る。
『ピンピンコロリ』で死ねたらいい、なんて理想は実例の少ない“夢物語”であって、実際は『死ぬ事』は本人にとっても看取る側にとっても非常に「面倒臭いものだ」と言う事を突き付けられたような感じでした。
目を背けたくても背けられない、“背けてはいけない現実”と向き合う大切さを身に染みて思う。思っていたよりも、ずっと残酷で救われない現場の現実を知って理解する、それだけでも来るべき時の些細な心構えにはなれるのかなと。