[著者:養老孟司・南伸坊/毎日新聞出版]
続・えんがわで二人のおじいちゃんが雑談を延々と繰り広げてました、的な内容。
南さんが得意分野の絵の話で珍しく長話をして盛り上がっているのに、養老先生はやはりというか、相手の気分を乗せる気なしで自分事語りを上乗せする。
逆に口が滑らかに回る養老先生に、南さんが乗っかって盛り立てようとしてたり。微妙に「噛み合ってないねえ」と思わせてくれる様もまた『味』の内なのか。
ちなみに、両氏とも趣味話全開で『老人の壁』的な事はそれほどでも。ただ、要所要所で鋭い意見が飛び出して来るので油断がならない。