アレコレ読みたい雑記

ジャンルを問わず書籍読んで感想書くブログ

世帯年収1000万円―「勝ち組」家庭の残酷な真実―

[著者:加藤梨里/新潮社]

 何をするにも金! 金! 金! 生活のあらゆる場面で『お金の負担』が付きまとう様子を指摘している所で、うんざりから頭が痛いのを越えて吐き気すら覚えてしまいました。

 負担を極力減らして生活を回すのが理想なのは分かっていても、現実は……特に『就職までの子育て』に対するお金の負担の軽減方法なんて、無いに等しいと絶望感しか抱けませんでした。

 年収1000万円世帯は、『中途半端な高給取り』って印象で、最も金銭的な優遇補助を受けにくい地帯なのかなと感じました。年収を下げれば『所得制限』の壁はなくなるでしょうけど、そんな単純に収入減を受け入れられたら苦労はない、と言った所でしょうかね。