アレコレ読みたい雑記

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バカの壁

[著者:養老孟司/新潮社]

 著者の語りを記録してそのままを記した、と書かれていたので、結局何を伝えたかったのかまとまっていたかと言えば「うーん……」で、言いたい事を上手く理解して受け取れたかと言われると「うーん……」でした。

 著者の価値観や捉え方などが、人間の思想・感情・身体機能や政治、経済、社会や世界情勢、歴史など非常に多岐に渡って描かれていた為、自分の頭の中で何をどう捉えてまとめればいいのか難儀しました。

 そう言った意味では、一つ一つの事柄は染み入るように感じられるものの、話の全体像を捉えるのはなかなか難易度の高い一冊でした。