アレコレ読みたい雑記

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ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ

[著者:宮口幸治/新潮社]

 物語仕立てになっていますが、真に注目すべきは話の経緯や結末とかではなく、少年院で更生生活を送る『発達障害を持つ少年少女達の実態』の方だったのかなと。

 前著、前々著のノンフィクションの内容では、伝わり切らなかったり誤解して捉えられたりと、悔いが残る思いを著者自身が述べられていました。

 本書でより声を上げて伝えたかったのは、きっと前述のような物語の中に含まれた『現実』であり、本当に正しく理解して普及して欲しいと言う気持ちの強さが感じられるものでした。