[著者:ひろゆき[西村博之]/朝日新聞出版]
他人をやり込める為の論破力の話“ではない”です。むしろ「他人をやり込める論破はいい事ない」みたいな事を言われているようでしたし。著者のイメージから期待して手に取ると、ちょっと誤解されるかも知れません。
正確に言うなら『議論力』の話、でしょうかね。相手の意見に対して、自分がどんな受け取り方をしてどんな返し方をするのが適切で効果的なのか? その中で、相手の考えの本質を見抜く力のひとつとして『論破力』が役立つ、みたいな感じだったと思います。
議論する状況の例が幾つも盛り込まれていて、相手の発言を観察しながらの立ち回り方や考え方に関しては、非常に参考になる事が多かったです。