アレコレ読みたい雑記

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夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神

[著者:水野敬也/文響社]

 もしも突然『余命三ヶ月』と宣告されたら。死の瞬間を迎えるまでに自分自身が出来る事、為すべき事は一体何か? 『死』と言う決して抗えない自然原理に直面して嫌でもそれを意識させられた時、『真に自分が今やりたい事』の姿がハッキリと見えて来る。

 とは言え、仮に100年生きる事を想定した場合、人生の駆け出しや道の途中までは、なかなか死を意識する事は出来ないなと感じました。本書の自己啓発的な行動をする際に、死が目前に迫っている自分を想像するって本当にもの凄く難しい。どうしても「まだまだ先の話」「時間はたっぷりある」と勘違いしてしまう。

 実際の所は、切羽詰まって極限状態まで追い込まれでもしない限り、考えただけでは重い腰は上がらないのかも知れません。ただ、それはもう仕方ないと割り切ってでも、実践する事で本当に自分にとっての幸せを意識すべきなのかなと思いました。