アレコレ読みたい雑記

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起業家

[著者:藤田晋/幻冬舎]

 前著『渋谷ではたらく社長の告白』の続編的な著者の自伝。

 『21世紀を代表する会社を創る』と言う理念を貫き、『サイバーエージェント』に『メディア事業』を主な柱にする事に心血を注ぎ、何度も何度も葛藤や挫折を繰り返しながら、激動の2000年~2010年代を駆け抜けた、入魂の一冊とも言える内容でした。

 前作以上に困難の連続で、特にアメーバ部署を軌道に乗せる為の不退転の決意、一蓮托生、死なばもろともな覚悟は鬼気迫るものがあって、本当に色々な思いが伝わって来ました。

 2022年の今、当時持っていた終身雇用と長期勤務の推進の理念はどうなったか? この辺りは少し気になる所です。