[著者:メンタリストDaiGo/サンマーク出版]
決断が必要な状況を、『単純』『面倒』『複雑』『混沌』の4種類に分け、それぞれに応じた有効な『決断のルール』を解説してゆく一冊。
読んでいて、「決断時の悩みは確かに大体この4つのどれかに必ず当てはまるな」と。まず最初に示されるこの分類が非常に分かりやすく、自分の状況に当てはめやすい内容だと思いました。
一番印象的だったのが、『混沌』時の決断ルールについて。この4つの中で最も対応が難しいもので、その際の『決断のルール作り』が凄く説得力があり、なんかこう頭の中のもやもやした深い霧がうまく晴らせるような、為になる納得感が得られた気分でした。
あと、決断を鈍らせる『決断麻痺』を起こしやすい人や状況なども決断ルールの前に語られていて、その辺りもとても参考になりました。
多分そう簡単には身に付かないでしょうけど……決断の状況に応じて何度も本書を開いてみる事になりそうですね。