アレコレ読みたい雑記

ジャンルを問わず書籍読んで感想書くブログ

一生お金に困らない生き方

[著者:心屋仁之助/PHP研究所]

 「本書の通りのお金の使い方をしたら破産してしまう!」って思っている自分は、著者が言う所の『あり方』が変わってない、分かっていないんだと思いました。

 実際読んでいて言ってる事に対して『???』な連続だったんですけど、著者側もそれは承知の上で見せているようにも感じました。一朝一夕では身に付かない、反復を繰り返し身に染み込ませる、と言った所でしょうかね。

正義の味方が苦手です

[著者:古市憲寿/新潮社]

 時事ネタをあれこれと眺めて追っていると、「1年未満の間に日本国内でも色んな事が起こってるんだなあ」と改めて感じさせられました。

 コロナ、ウクライナ戦争、安倍晋三元首相の事、などなど。ただ、当時衝撃的に思えた事件も、数年経ったら「あんな事もあったっけなあ」で軽く済ませてしまいそうな気も何となくしています。

自己肯定感が一瞬で上がる63の方法 あの人はなぜメンタルが強いのか

[著者:中谷彰宏/PHP研究所]

 色々と方法が示されていました。『自分に素直になる』『自分に正直に生きる』『他人が与えて来る影響を気にしない』などでしょうか。一瞬上がっても一瞬でまだ下がらない為にはどう心を構えるか? が大切なのかも。

捨て去る技術 40代からのセミリタイア

[著者:中川淳一郎/集英社インターナショナル]

 日本にさよならを告げた著者による、主にコロナ禍期間の顛末。現時点で『常時マスク“圧力”の解除』『コロナ5類移行』が目前に迫っていて、果たして世間がどう変わるか、と言った身構えの状態。

 発端から『約3年と少しの期間』。これを10年後くらいに思い返した場合、長かったと感じるのか短かったと感じるのか。「そんな事もあったよね~」と、著者が指摘した政府の対コロナ政策の迷走・頓珍漢具合も、まるで無かったかのように薄れているのかも知れません。

老後資金なしでも幸せに生きられる

[著者:荻原博子・森永卓郎/宝島社]

 トカイナカ(都会と田舎の中間)暮らしで、ミニマル農家で自給自足生活。果たして再現性はあるかどうか? よりも自分がその生活を好きでやりたいか、の方が大事なのかな。タイトルについての方法論よりも、著者の実体験談の色が濃かったように思いました。

スマホはどこまで脳を壊すか

[監修:川島隆太/著者:榊浩平/朝日新聞出版]

 実験検証がとても豊富でありながら、「これの結果が絶対だ」とは決して断言せず、あくまで「結果としてこう言った傾向である」と告げている所に信頼性の高さが感じられる内容でした。

 間違いないのは「過度な使い過ぎは脳に良くないよね」と言った所です。自分に対しても戒めになりました(思うだけでなく制限を実践するのが大事)。

87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし

[著者:多良美智子/すばる舎]

 「こんな風に年を重ねて過ごしたい」と思わせてくれる理想像。『他人との付き合い方の距離感』『高齢による身体の衰えを受け入れ、今やれる事を楽しみながらやる』、などが充実した日々の暮らしに繋がってるのかもなあと感じました。

「やりがいのある仕事」という幻想

[著者:森博嗣/朝日新聞出版]

 容赦なく突き放してくれるので、タイトルの事に対して具体的なアドバイスや助力を期待して求めようとすると手痛い目に合う……かも知れません。

 要は「ひとそれぞれ」なので、他人に聞いても答えなんか出ませんよ、みたいな言い方なのだと思いました。

 もっとも、読んでいて『やりがいのある仕事とは何か?』について、漠然と頭に描いていた『都合の良い誤解』が分かった気にはなれたみたいです。

面白いとは何か? 面白く生きるには?

[著者:森博嗣/ワニブックス]

 『面白さとは何か?』を、とことんまで掘り下げ追究の限りを尽くしていました。

 自分が面白いと感じた時の『面白さの質』の違いが、大体の場面で明確に意識出来るかと思います。「今、面白いと思っている状態は〇〇だ!」みたいな。

 ちなみに私が本書に対して特に感じた面白さの種類は、『とてもとても興味深かった』でした。

70代から「いいこと」ばかり起きる人

[著者:和田秀樹/朝日新聞出版]

 なんか、世に出ている『日本の健康寿命』の数字は男女とももっと高いらしいですよ(本書の説明によると)。

 真偽のほどはさておき、確かに「健康寿命以上に高齢で元気な人ばっかりだけどなあ?」って思う事もよくあるので、あながち間違った感覚でもないのかも知れません。

 と言った、これまでの『高齢者の常識』が色々と変化している事に気付きが得られる本書。「ええっ?」と思う事が結構あったりで、興味深い内容でした。