[著者:弘兼憲史/三笠書房]
20代~50代までの『生き方』と比べて、60代以降は生き方の捉え方や考え方をガラッと変えて行く必要があるのかなあ、と読みながら考えていました。
まあ多分人それぞれではあると思うんですけど、それでも『心身共にが元気いっぱい』で日々を生きられる『状態』と言うのは、誰にでも有効になれるのだろうと感じました。
20代~50代までの『生き方』と比べて、60代以降は生き方の捉え方や考え方をガラッと変えて行く必要があるのかなあ、と読みながら考えていました。
まあ多分人それぞれではあると思うんですけど、それでも『心身共にが元気いっぱい』で日々を生きられる『状態』と言うのは、誰にでも有効になれるのだろうと感じました。
日記、今から書いてみようかなあ、とかぼんやり思ってる内は多分書こうとしないんだろうなあ、と言う自分を客観的に捉えた感想。
老化を進める『前頭葉の衰え』を遅らせるには、『手帳』を持って『日記』をつける行為が良いらしい。
なんか書こう→書く事探そう→ちょっと動いてみよう→新たな発見からの前頭葉の活性化に繋がる、とか? 何にしてもきっかけを掴み事にはなるのかも知れません。
『思秋期』=40代~60代の高齢期に向かって生きている世代の事。
年を取っても、男女とも『性欲が旺盛』な人の方が心身ともに元気で居続けられやすい、らしいですよ。直接の性行為でなくとも、恋愛で心ときめくだけでも大分違うのだとか。
要するに『年甲斐もなく』『いい年して』みたいな、“年齢を理由に行動を制限する”ような気持ちは変えようって事です。
「何歳でも、どんな好きな事をやっていても、他人にどう思われようといいじゃないか、だって好きなんだから」みたいな気持ちをずっと持ち続けていたい。
たかが2~3年、されど2~3年。
ここ数年で、世間がどれだけ激変したかを強く意識させられる内容で、個人的に著者の語りが好きなのも相まって、喰らい付くように読んでました。
改元、コロナショック、東京オリンピック延期、安倍晋三元首相の事……などなど。ほんの少し先の未来予測さえ、不可能に近い難解さである事を痛感させられました。
炎上は意識していなくて、「炎上するかもな」って自覚はあって、自身の手から離れれば「別に燃えても燃えなくてもどっちだっていい」と思っている……かも知れないと言う著者に対する個人的な感想。
元々メディアなのでの発言や人柄が好きで興味あったので。想像通りの恐れ知らずな鋭い語り口調で、「やっぱり好きだなあ」って印象でした。
自分の中で、『0を1にする事』が実はとんでもなく高い壁だと言う事を思い知らされる。
話を読み進めながら、心地良い言葉でそんな高い壁を乗り越えられる意識を与えてくれる。まあ難しいよなあ、ってのが本音ではあるんですが、変えようとするスイッチを入れるきっかけにはなれたのかも知れません。
『死ぬ』って事が理解出来ないから、「まあとりあえず生きているしかないよな」と思う事しか出来ないんだ、と自分の中に思い込ませていました。
『人間の死』ってやつは、解き明かそうとする言葉を聞くほど分からなくなる。直視せよ意識せよ、と言った言葉も色々な書籍の中にありながら、でも結局目を背けていた方が楽なのかなあ、と思ってしまったりもする。
他人のどーでもいい話なのに、何故か読んでいてクセになる。言い回しや語り口調が興味を引き付けてくれてたのかどうか。
冷静になると「ふーん」で終わってしまいそうなネタが多数な気もするのだけど、案外自分で書こうと意識した所で、この『独特の味』は到底出せないなあ、と思い知らされる。
余剰資金作って証券口座開設して投資信託のインデックスファンドに長期積み立て投資でほったらかす。
詳しいやり方は全部親切丁寧に書かれています。「とにかくすぐやれ! とりあえずやるんだ! 実践経験あるのみ!」と私は言いたい。
長期投資による『複利効果』の絶大さの説明、投資に尻込みしている人への説得力などの著者の力強い言葉を感じ取れるはず。